オメガ3脂肪酸は、血液を浄化・サラサラにする、心臓がよい、抗うつ作用などの健康増進の効果・効能が次々とわかってきています。
今回は、厚生労働省ではなくて文部科学省の研究班からガンについての情報です。
オメガ3脂肪酸に関連した過去の日記は、
焼き魚は脳卒中の原因「心房細動」を予防する?!
オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸
魚を食べると、死亡リスクが減る&魚を食べると頭がよくなる
冠動脈疾患予防のためにオメガ3系脂肪酸の摂取を
オメガ3脂肪酸がアルツハイマー病による脳の損傷を防ぐ
魚と全粒穀物をもっと食べなさい
があります。
フリーページの
奇跡の脳を創る、
マーガリンにも関連情報がありますので、興味のある方はお読みください。
昨日の日記にも書きましたが、
回遊魚の汚染は深刻です。食べるなら食物連鎖の低い甲殻類(小エビ、ロブスターなど)、貝、イワシ、ニシン、タラ、サケがおすすめです。
最も効率よく2~4g/日のオメガ3系脂肪酸を摂るには、サプリメントが一番役に立ちますが、含有量が少なかったり、汚染されていたり、鮮度に問題があったりして、
よいものを選ぶのはコツがいります。
さらによいオメガ3系脂肪酸は話題の抗酸化物質アスタキサンチンを豊富に含むオキアミ油ですが、商品化したメーカーはまだ1社しかないようですが、私は取り寄せしています。
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魚を多く食べる人はあまり食べない人に比べ、乳がんにかかるリスクが4割以上低いことが、文部科学省の研究班の調査でわかった。魚に含まれる脂肪の成分で、脳の働きをよくすると言われるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)の働きによるものらしい。29日から福岡市で開かれる日本癌(がん)学会で発表される。
DHAやEPAは動物実験では、がんの抑制効果があることが確かめられている。だが、人間での効果はこれまではっきりしなかった。
研究班は88~90年に、全国の40~79歳の女性約2万5400人を対象に、魚をどのぐらいの頻度で食べるかなど食生活についてアンケートした。その後7年半にわたって健康状態を追跡したところ、127人が乳がんになった。
魚に含まれる魚介性脂質に注目した場合、魚を「週1~2回以下」とあまり食べないグループに比べ、「ほとんど毎日」食べるグループは、乳がんの発生率が43%低かった。植物性脂質の摂取量は関連性がなかった。
調査を分析した愛知県がんセンター研究所の若井建志・がん予防研究室長は「脂肪の摂取量が多いと乳がんにかかりやすいと言われるが、魚に関しては逆のことが言える。日本人の乳がん罹患(りかん)率が欧米に比べ低いのは、魚を多く食べることも関係あるのでは」と話している。
(出典:朝日新聞)